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2010年 03月 22日

調理考 / 菜箸

調理考 / 菜箸_f0110760_19143042.jpg


さて、毎日のお料理作り、みなさんはどんな菜箸をお使いでしょうか。

てっぺんにひもがついていて、大中小と3セットで、、
以前の私の菜箸は、これでした。
よくあるやつですね。

使っているうちに、てっぺんのひもがジャマになり、
切ってばらす。

とっさのときに、箸立てに手を伸ばすと、
大と小のちぐはぐな組み合わせを手にしてしまう。

使っているうちに、熱のせいで、
菜箸がゆるりと曲がり、お箸なのに、ものをつまめなくなる。

どうせ、消耗品だし..と思って、
安いのを買って使って、
毎日ちょっとずつのストレスを感じる。

で、とうとう手に入れてしまった、このお箸。
奥が、焼き物箸。
手前が、盛りつけ箸。

厳密にいえば、菜箸ではなく、
焼き物をする時につかう、熱に強いお箸なのですが、
うちでは、自宅もお店もこれを菜箸に。

手に入れてから、はや4年。
いまだに反り返る気配もなく、焼けこげて黒く変色することもなく、全員現役です。
箸先も、普通の食事のお箸と似ていて、感覚的に使いやすいのです。

盛りつけに使うお箸(写真手前)もあるのに、
この焼き物箸で、盛りつけまでこなしてしまえます。

盛りつけのお箸は、先に行くにつれ細ーく削られた繊細なおはしで、
普段はあまり使わないのですが、
これを使うと、盛りつける時に、ほどよい緊張感が漂います。

どちらも、京都のお箸屋さんのもので、
まれに京都に行く時に、時間があれば立ち寄って買って帰るという具合。


ごはん作りは、毎日のことで、あたりまえすぎて、
ちょっとした不便があっても
ついつい、
「ま、いいか」
「ま、また今度で」
とやり込めてしまいがちです。

でもちゃんとしたものを使うと、
つまらないイライラが少なくなるので、
単純に、爽快で、
けっきょくは経済的です。

京都に行くことがあれば、ぜひ見に行ってみて下さい。

市原平兵衛商店
京都市下京区堺町四条下ル

AKI TSUGITANI

by foodlabo_ism | 2010-03-22 19:38 | 日常茶飯事


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